自動仕分け機の作り方や構造とホッパーの基本など詳しく解説します。仕組みが分かると縦向き横向きや多段増設やレイアウトをアレンジできるようになります。
もくじ
自動仕分け機とは

一言で便利倉庫です。
マイクラでアイテムの保管にチェストを使います。多くのアイテムを保管する場所を倉庫としてチェストが積まれた場所を作ることが多くなります。
その場合アイテムが多くなるとどこに何を入れたのか、あっちにこれをいれてこっちにこれを入れてと倉庫整理が大変になります。
そこで1つのチェストに入れるだけで種類毎に自動で振り分け他のチェストに移動させる装置を自動仕分け機としています。
仕組みに必要な材料
- チェスト
- 大量のホッパー
- レッドストーンダスト
レッドストーントーチ
- レッドストーンリピーター
- レッドストーンコンパレーター
仕分け機の基本となる部分の必要なアイテムは上記の通りで特にホッパーが大量に必要となります。
事前にアイアンゴーレムトラップを作成して鉄を大量に集めておきましょう。
ホッパーの基本
自動仕分けの要となるホッパーの仕様について解説です。ホッパーの流れとホッパーの信号を利用して仕分けを機能させています。
流れ


ホッパーは「吸い込み」と「先端の向きに流す」の2つの性質があります。2つの性質は「吸い込み」が優先されます。
ただしホッパーに信号を与えている状態だと「吸い込み」の機能は停止するため、「先端の向きに流す」機能が動作して横に流れるようになります。
信号
アイテム数 | 信号レベル |
---|---|
1~22 | 1 |
23~45 | 2 |
46~68 | 3 |

アイテムが入っていない場合は信号0ですが、アイテムが入っている場合は下記の通りです。
ホッパーの信号強度 = [アイテム数 / 23 + 1] ※端数切り捨て
仕分け機はアイテム数45と46で信号レベル2と3を制御に利用しています。
信号レベルの制御の都合から1スタック64個のアイテムのみ仕分けすることができます。
自動仕分け機の構造(解説)
基本構造
自動仕分け機で利用するホッパーは主に3つあります。
①流す用ホッパー
②仕分け用ホッパー
③チェスト格納用ホッパー
①流す用ホッパーと②仕分け用ホッパーは流れるアイテムが入れるスペースがあるかどうかで判定しています。
ホッパー入れる5マスのうち1マスだけ仕分けしたいアイテムを埋めて他は名前が被らないアイテムを入れるので、名前が被る仕分けしたいアイテムだけが吸い込まれて仕分けされます。
②仕分け用ホッパーと③チェスト格納用ホッパーは仕分け機能だけでば仕分け用に格納したアイテムが下に吸い込まれてしまうため、ストップ機能をレッドストーン信号で制御しています。
ホッパーの信号制御の詳細
②仕分け用ホッパーに、[41,1,1,1,1]とアイテム数を格納することでホッパーに45個が入ることになります。
45個の場合は信号レベルが2のため、後ろに伸ばしたレッドストーンは2つ目までしか届きません。そのためレッドストーントーチがONのままとなりホッパーの吸い込み機能が停止してアイテム数45個をキープしています。


対象のアイテムが流れてきて46個となった場合は信号レベルが3となり、後ろに伸ばしたレッドストーンが3つ目まで届きます。
レッドストーンリピーターを経由してレッドストーントーチがOFFとなりホッパーの吸い込み機能が作動してアイテム数が減ります。
再び45個になると信号レベルが2に変化するので吸い込み機能が停止します。
レッドストーン信号はレベル2or3で制御しているため3になった場合でも隣の回路まで干渉する強さとならず仕分けする列のみが制御されます。
自動仕分け機の構造(作り方)
今回は3列で作成しますが5列でも10列でも同じものを並べて作れば大丈夫です。
※チェスト、ホッパー、リピーター、コンパレータなど右クリック(switch:ZLボタン、PS4:L2ボタン)で動作するアイテムの隣や上下に設置したい場合は、スニーク状態(PC:shift、switch:右スティック押し込み)のままで設置する必要があります。
※大規模に作成すると重くなる可能性があるので、様子を見ながら増設すると良さそうです。
チェストと格納用ホッパーの作成

チェストとチェストに先端を向けたホッパーを設置します。
仕分け用ホッパーの制御装置の作成

レッドストーントーチ、リピーター、コンパレータ、レッドストーンダストを設置します。画像の通り向きに注意です。
1列に使うアイテム数はレッドストーントーチ1個、リピーター、1個、コンパレータ1個、レッドストーンダスト3個です。すべての列同じ設置方法です。
仕分け用ホッパーの作成


スニーク状態でホッパーをコンパレータにカーソルを合わせて設置します。
仕分け用ホッパーにアイテム

先ほど設置した仕分け用ホッパーにアイテムを格納します。制御用の4マスのアイテムは

チェストにいれる仕分けたいアイテムを入れます。アイテム数は何個でも1個以上ならOKです。1個~41個までは仕分け用ホッパーに溜まり、41個を超える分のアイテムが格納用チェストに流れてきます。
流す用ホッパーを作成【完成】

流したい向きに合わせて流す用ホッパーと搬入用チェストを設置します。
額縁を設置すると格納されているアイテムが分かりやすいです。
動作しない場合
動作しない場合は、下記を確認してみましょう。
・レッドストーントーチ、リピーター、コンパレータの向きが間違えていないか。
・ホッパーの先端の向きが間違えていないか。
・仕分け用ホッパーにアイテムを入れているか。1スタック64個のアイテムを利用しているか。
搬入用チェストをアイテムエレベータにする


搬入用チェストが高い位置にありアイテムを格納しづらいため、アイテムエレベータを作ると便利です。なるべく音が鳴らない方がおすすめです。
チェストの向きを横向きにする
チェストが横向きのほうが見た目が良かったり開けやすい、同じ列でも別アイテムに仕分けできるなどメリットがあります。デメリットは少し複雑、スペースが必要になります。
基本の作り方と異なる点は「チェストと格納用ホッパーの作成」です。

1つ1つのチェストにホッパーを繋げます。
残りは基本の作り方と同じです。


注意点は上のチェストにつながっている仕分けアイテムと下につながっている仕分けアイテムがどっちか間違えやすいので注意です。
横一列からレイアウトを変更する

「流す用ホッパー」が繋がっていればコの字型にしたり、1つの搬入口からレイアウトを変更することができます。
チェスト4段以上の仕分け機
チェストが2段だけだと倉庫としては物足りなさがあります。「流す用ホッパー」を2重にすることで4段にすることができます。ただし2重にする分少し回路が複雑になります。

下2段のチェストにホッパーとタルを設置します。ホッパーの先端はチェスト側にします。

上側のホッパーとタルの後ろにホッパーを設置します。ホッパーの先端はチェスト側にします。

後ろ側にレッドストーントーチとリピーターを設置します。

コンパレータとレッドストーンダストとコンパレータに向けたホッパーを設置します。このホッパーは仕分け用ホッパーです。

コンパレータに先端が向いている仕分け用ホッパーにアイテムを格納します。振り分けるアイテムが決まっていない場合はすべて


1,2段目のチェストに向けたホッパーとタルを設置します。2段目のチェストは3段目がタルの上にホッパーを設置して入れるようにします。

先ほど設置した1,2段目用のホッパーとタルの上にホッパーを設置します。
3,4段目の仕分け用ホッパーの上に流す用ホッパーを設置します。

先ほど設置した流す用ホッパーの上にリピーターと


コンパレータの後ろにレッドストーントーチを設置します。

ガラスとレッドストーンダストを設置します。

先端が不透過ブロックに向いているホッパーが仕分け用ホッパーです。仕分け用ホッパーにアイテムを入れます。

3,4段目の流す用ホッパーを1,2段目の上を通すように流す用ホッパーを繋げます。


アイテムエレベータを作成します。

完成です。一番上と一番下を手動用チェストとして設置するなどができます。
回路はこちらの動画を参考にしております。


3,4段目のアイテムを入れる仕分け用ホッパーはコンパレータの後ろのホッパーです。
1,2段目のアイテムを入れる仕分け用ホッパーはコンパレータの後ろの
注意点
チャンクの境目について
チャンクの境目に仕分け装置がまたがるとチャンク毎の読み込みの差によって仕分けできない場合があります。
ただし影響は仕組みが壊れる分けでなく流れている仕分け途中のアイテムが仕分けされず終点に行ってしまうくらいです。
もう一度流せば大丈夫です。
チャンクの読み込み差による影響のため、エリトラで飛ぶように高速で移動すると影響が多発します。
処理の重さ
自動仕分け機は大量のホッパーやチェストを使用するため大規模だと重くなる可能性が高いです。
アイテム運搬用のホッパーは水流式にすることや、なるべくタルを使用する、できれば大規模にしないなどが必要です。
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